なんのこと?「貯蓄から投資へ」。金融資本の思いを受けた政府が国策として、若者たちに投資推進教育を勧めようということで、公的機関ともいえる金融広報中央委員会をなくし、民間中心の金融経済教育推進機構(J-FLEC)を立ち上げたもの。もともと投資は余裕資金で行うもの。余裕などない若者に投資を勧めるなんて、いかがなものか。
お金の無い50年前の学生時代、遠征稼ぎでやったアルバイトが、貯蓄増強中央委員会の世論調査。市役所に行って住民票を無作為抽出して(今ではありえない)、一軒一軒回るというもの。他のバイトに比べて格段に割のいいバイトだった。貯蓄には回らなかったけど。その貯蓄増強中央委員会が、金融広報中央委員会に代わり、さらに、貯蓄より投資の機構へ、ってか。(上間)